ロサンゼルス旅行で、一番楽しみにしていた日がやってきました。
7月5日。この日は大谷翔平選手の誕生日です。
せっかくロサンゼルスまで来たのですから、本場のドジャースタジアムで試合を観戦したいと思っていました。
ところが、この日も次から次へとハプニングが待っていました。

チケットが買えない…
ホステルへ歩いて戻った私は、他のチケット販売サイトでは価格が高かったため、ドジャースの公式サイトでチケットを購入しようとしました。
ところが、何度挑戦してもうまく購入できません。
住所などの必要事項を入力してもエラーの連続。何度やり直しても先へ進めず、気が付けば2時間以上もスマホと格闘していました。
時計を見ると、すでに午前3時。
「もう球場へ行って何とかしよう。」
そう決めて、その日は眠りにつきました。
StubHubでようやく購入
翌日、午前11時30分ごろにドジャースタジアムへ到着しました。
当日券を購入しようと券売所へ向かいましたが、窓口が開くのは午後1時45分からとのこと。
仕方なく待つことにしました。
時間があったので、何気なくスマートフォンでチケットを探していると、**「StubHub」**というチケット販売サイトを見つけました。
価格を確認すると、7,997円。
試しに購入してみると、前夜の苦労が嘘だったかのように、あっさり購入成功しました。

「もっと早くStubHubを知っていればよかった。」
胸をなで下ろしながら、ようやく安心してドジャースタジアムへ入場することができました。
海外でチケットがうまく購入できず困っている方は、StubHubも選択肢の一つです。公式サイトで購入できない場合でも、スムーズに購入できることがあります。

今度はスマホの充電切れ…
無事にドジャースタジアムへ入場できました。
これでようやく大谷選手の試合を楽しめる――。
そう思ったのも束の間、また新たなトラブルが待っていました。
スマートフォンの充電が、みるみる減っていったのです。
モバイルバッテリーは持ってきていました。
しかし…。
充電ケーブルをホステルに忘れてしまっていたのです。
このまま充電が切れてしまえば、大谷選手のプレーを撮影することもできません。
さらに、ホステルへ帰るために頼りにしていたGoogleマップも使えなくなってしまいます。
「これは困った…。」
せっかくチケットを手に入れて球場へ入れたのに、今度はスマートフォンの充電切れという思わぬピンチに直面してしまいました。
インフォメーションデスクに助けられた
球場内の売店を何軒も回りましたが、充電ケーブルを販売している店は見つかりませんでした。
「やっぱり、どこにも売っていないか…。」
半ば諦めかけていましたが、ビールを買うついでに店員さんへ聞いてみることにしました。
すると返ってきた答えは、
「インフォメーションへ行けば、スマートフォンを充電してもらえますよ。」
その一言を聞いた瞬間、
「助かった!」
思わず叫びたくなるほど、ほっとしました。
まさに、だめもとで聞いてみるものですね。
海外では、「無理だろう」と決めつけず、まずは現地の人に聞いてみることが大切だと改めて実感しました。

FIRST VISITカードをもらう
スマートフォンを充電してもらっている間、近くで一人の男性が**「FIRST VISIT」カード**を作ってもらっているのを見かけました。
「これは何ですか?」
と尋ねると、
「初めてドジャースタジアムを訪れた方へ贈られる記念カードです。」
とのこと。
「それなら、私もお願いします。」
そう伝えると、その場で私の名前を書き入れた世界に一枚だけの記念カードを作ってくれました。
充電切れの心配が解消したうえに、思いがけない記念品まで手に入り、この日のドジャース観戦はさらに忘れられない思い出となりました。

夢だったドジャース観戦
いよいよ試合開始です。
スタジアム全体が熱気に包まれ、日本の球場とはまた違った雰囲気を感じました。
大谷選手が打席に立つたびに、球場は大歓声に包まれます。
しかも、この日は大谷選手の誕生日。
その特別な日に、私は現地で大谷選手を応援することができました。
試合では、レフト前ヒットを放ち、1打点を記録。
さらに、この日は対戦相手のパドレスで活躍する松井裕樹投手の登板も見ることができました。
日本人選手同士の対戦をアメリカの球場で観戦できたことも、貴重な経験でした。
しかし、試合結果はドジャースが2対5で敗戦。
残念ながら、大谷選手の誕生日を勝利で祝う試合とはなりませんでした。
それでも、77歳でロサンゼルスを一人旅し、大谷選手の誕生日にドジャースタジアムで観戦できたこと。
この経験は、私にとって一生忘れることのない思い出になりました。

TIPを押してしまった…
売店でビールを購入すると、支払い端末に突然こんな表示が出ました。
TIP(チップ)
15%・20%・25%
「えっ? こんな球場の売店でもチップが必要なの?」
思わず驚きました。
「アメリカって国は、なんというところなんだ!」
心の中で叫びながら、ふと後ろを見ると、数人のお客さんが順番を待っています。
ゆっくり確認する余裕もなく、
「一番安い15%を押すしかないか…。」
そう思い、15%のチップを選択しました。
しかし、後で調べてみると、実は表示の下には自分でチップの金額を選べる項目があり、そこを選択すれば**0%(チップなし)**にすることもできたのです。
「ああ、そうだったのか……。」
知らなかったとはいえ、少し損をした気分になりました。
アメリカでは、レストランなどでサービスを受けた時にチップを渡す文化があります。
最近では、球場の売店などでも支払い端末にチップの選択画面が表示されることがあります。
日本人にとっては少し戸惑う習慣ですが、これも海外へ行かなければ分からない、貴重な経験の一つでした。
ドジャースタジアムで熱中症寸前…救護室に助けられた実体験
● 私の席は日差しがとても強い場所でした
私の座席は3塁側・セクション6RS・F列14番でした。
球場には屋根がありますが、日陰の席は比較的涼しい一方で、日の当たる席は想像以上の暑さです。
試合開始は午後4時20分。時間が経つにつれて屋根の影が少しずつ伸び、観戦しやすくなります。しかし、私の席には試合開始後もしばらく強い日差しが当たり続けていました。
日焼けを避けるため、私はユニクロで購入した薄手のパーカを着て観戦していました。
● 熱中症になりかけた瞬間
ところが、しばらくすると大量の汗が噴き出してきました。
「これは危ない。熱中症になるかもしれない。」
そう感じた私は、すぐに席を離れて日陰へ移動しました。
まず売店で水を購入しましたが、セルフレジではまたしてもTIP(チップ)の15%を押してしまいました。
「また押してしまった…。もったいない!」
そう思いながら水を飲みましたが、疲れがなかなか取れません。
● スタッフの親切な対応
近くにあったベンチで休もうとすると、年配の女性スタッフから、
「ここは従業員専用のベンチです。お疲れのようでしたら、救護室で休憩されてはいかがですか?」
と優しく声をかけていただきました。
私は案内されるまま、救護室へ向かいました。
● 救護室は安心して休める場所でした
中に入ると、冷房がしっかり効いていて、とても涼しい空間でした。
冷水の給水機があり、さらに試合を観戦できる大きなテレビまで設置されています。もちろん利用は無料です。
受付の方から、
「大丈夫ですか?」
と声をかけられ、
「大丈夫です。少し休憩させてください。」
と答えて椅子に座りました。
しばらく休んでいると、体調を崩した観客が次々と運ばれてきます。医師と思われる方が診察を行い、中には暑さで体調を崩したスタッフの方も運ばれていました。
その様子を見て、「この暑さは自分だけではなかったんだ」と実感しました。
十分に休憩し、自分の席にもようやく屋根の影が差し始めたので、私は再び観客席へ戻り、最後まで試合を楽しむことができました。
● ドジャースタジアムの救護体制に感動
今回の経験で感じたのは、ドジャースタジアムの救護体制の素晴らしさです。
万が一体調が悪くなっても、無料で利用できる救護室があり、医療スタッフも常駐しています。安心して観戦できる環境が整えられていることに、とても感心しました。
● これからドジャースタジアムで観戦される方へ
私が座っていた3塁側・セクション6RS・F列14番は、試合開始後もしばらく直射日光が当たり続ける席でした。
夏場のデーゲームでは、水分補給はもちろん、帽子や日焼け対策を忘れず、「少しおかしい」と感じたら無理をせず日陰へ移動したり、救護室を利用することをおすすめします。
私は早めに救護室で休憩したおかげで、大事に至らずに済みました。
海外旅行では、「無理をしないこと」が何より大切です。
この経験を通して、安心して観戦できる環境が整っているドジャースタジアムの素晴らしさを実感するとともに、体調管理の大切さを改めて学びました。
まとめ
この日は、本当に次から次へと出来事がありました。
・チケット購入で大苦戦
・StubHubで無事にチケットを購入
・スマートフォンの充電切れのピンチ
・インフォメーションデスクで充電してもらう
・FIRST VISITカードという思いがけない記念品をゲット
・大谷翔平選手の誕生日に現地観戦
・アメリカのTIP文化を初体験
・ドジャースタジアムで熱中症寸前…救護室に助けられた実体験
朝から夜まで、まさに忘れられない一日となりました。
途中には何度もハプニングがありました。
しかし、困った時に助けてくれる人との出会いや、初めて知る海外の文化、そして大谷選手を目の前で応援できた感動。
振り返れば、ハプニング以上に素晴らしい思い出がたくさん詰まった一日でした。
「77歳でロサンゼルスまで来て、本当によかった。」
心からそう思える、人生の宝物になる一日になりました。
▶ 次回予告
ロサンゼルス旅行も、いよいよ最終回。
リトル東京で出会った大谷翔平選手の壁画、ハリウッド、夜景で有名なグリフィス天文台、海の街サンタモニカ、そしてルート66終点へ。
さらに、1時間並んで味わった名物ホットドッグ店Pink’s Hot Dogs。
最後はロサンゼルスの名所を巡りながら、77歳のロサンゼルス一人旅を締めくくります。
そして次の舞台は、いよいよニューヨークへ――。
果たして、ロサンゼルス最後の一日はどんな出来事が待っていたのか。




