今回は、スリランカ旅行の最終回です。
前回の記事では、ATMにクレジットカードを飲み込まれてしまった出来事について書きました。
今回は、その翌日に銀行へ向かったところから、帰国までの出来事を紹介します。
月曜日の朝、銀行へ向かうと……
月曜日の午前9時、私はATMのある銀行へ向かい、窓口で事情を説明しました。
すると、窓口の女性は、すでに私のクレジットカードを手にしていました。
「カードが戻ってきた!」
私は、ほっとしました。
ところが、ここで新たな問題が発生しました。
パスポートの提示を求められたので、私はパスポートを渡しました。
すると……

実は、ここで更なる問題が!
私は年齢制限のため、自分名義のアコムのクレジットカードを持つことができません。
そのため、海外旅行の際には、長女のカードを借りて使用していました。
今回、ATMに飲み込まれたカードも、長女名義のカードでした。
つまり、ATMに飲み込まれたカードの名義は、私ではなく長女だったのです。
銀行からは、
「カード名義人本人でなければ返却できません」
との説明。
娘本人が来れば返却できるとのことでしたが、もちろんスリランカに娘を呼ぶことはできません。

カードがないと、現地通貨を調達できない!
その後、支店長にも事情を説明しましたが、やはりカードを返してもらうことはできませんでした。
仕方なく、カードを使用できないようにして、再発行の手続きを依頼しました。

万事休す!
この後、どうする?
手持ちの現金はわずか……
この時、私が持っていた現金は、
- 日本円:約13,000円
- フィリピンペソ:5,000ペソ
だけでした。
帰国するためには、まだ宿泊費や空港までの交通費も必要です。
そこで私は、持っていた日本円とフィリピンペソをスリランカルピーに両替して、まずゲストハウスの支払いを済ませようと考えました。
すると、ここでも思いがけない助けがありました。
ゲストハウスのヘッティさんが助けてくれた
私が宿泊していたゲストハウスの支配人、Hetti(ヘッティ)さんです。


この人が救世主、ゲストハウスの支配人ヘッティさんです!
私がカードを失った事情を説明すると、ヘッティさんは親身になって相談に乗ってくれました。
そして、なんと両替できる場所まで一緒に行ってくれたのです。
さらに、そこまで行くためのバス代までヘッティさんが出してくれました。
カードを失って途方に暮れていた私にとって、ヘッティさんの心遣いは本当にありがたいものでした。
スリランカでは、宝石店などで外貨を両替できる場合があります。
今回は、実際にそこで両替することができました。
- フィリピンペソ5,000ペソ → 約15,000スリランカルピー
- 日本円13,000円 → 約24,000スリランカルピー
合計で約39,000スリランカルピーを手にすることができました。
これで、ゲストハウスの支払いを済ませても、何とか空港まで行けそうです。
カードを失い、不安でいっぱいだった私にとって、ヘッティさんの優しさは忘れられない思い出になりました。
急きょ航空券を買い直すことに
私はもともと、8月29日発のコロンボ空港からマニラ空港行きの航空券を予約していました。
しかし、ATMでカードを失ったことで、予定を変更して早めに帰国することにしました。
LCCの航空券だったため、キャンセルすることはできましたが、キャンセルしても運賃の返金はありませんでした。
やむを得ず、8月26日発の航空券を新たに購入することにしました。
すると、Trip.comでコロンボ空港からマニラ空港までの航空券を見つけることができました。
料金は、49,130円。
幸い、Trip.comには別のアメックスカードを登録していたため、無事に航空券を購入することができました。
「これで何とか帰れる!」
ようやく、少し安心しました。
散髪で気分転換
航空券を購入した後、気分転換をするために、ゲストハウス近くの理容店へ行きました。

料金は、なんと500スリランカルピー。
日本円にすると、およそ数百円です。
しかも、頭のマッサージまでしてくれました。

500スリランカルピー!
頭のマッサージもしてくれました。
安い!
いい気分転換になりました。
カードを失って落ち込んでいた気分も、少し明るくなりました。
ヘッティさんが空港までの交通手段も手配
さらに驚いたことがあります。
ヘッティさんが、コロンボ空港まで行く車を知り合いに頼んでくれたのです。
ゲストハウスからコロンボ空港までは、約169km。
道路状況にもよりますが、かなり長い移動になります。
通常ならもっと費用がかかるところ、ヘッティさんのおかげで、3,000スリランカルピーで空港まで行けることになりました。
本当に助かりました。
毎朝のコーヒーも忘れられない
そして、私が今でも覚えているのが、ヘッティさんが毎朝入れてくれたコーヒーです。

毎朝、無料でコーヒーを淹れてくれました。
それがまた美味しいんです。
スリランカといえばセイロンティーが有名ですが、スリランカのコーヒーもなかなか美味しい。
何より、毎朝こうして気遣ってくれたことが嬉しかったです。
カードを失って困っていた私に、ここまで親切にしてくれたヘッティさん。
この出来事を通して、私はスリランカの人々の温かさを強く感じました。
ATMでカードを失った経験から学んだこと
今回の出来事は、私にとって大きな教訓になりました。
海外旅行では、カードが使えなくなるだけで、旅そのものが一気に不安になります。
そこで、次回の旅行では以下の点に気をつけたいと思います。
1.ATMを利用する前にカード対応を確認する
ATMを利用するときは、自分が持っているカードの国際ブランドに対応しているか確認することが大切です。
また、できるだけ銀行の支店内や銀行に併設されたATMを利用するようにしたいと思います。
万が一カードが取り込まれた場合でも、銀行員に相談しやすいからです。
2.クレジットカードは複数枚持っていく
今回、カードを1枚失ったことで、現地での現金調達が非常に難しくなりました。
そのため、海外旅行では異なる国際ブランドのカードを複数枚持っていくことが大切だと感じました。
例えば、VisaやMastercardなど、複数のカードを用意しておけば、1枚が使えなくなった場合の備えになります。
ただし、カードをすべて同じ財布に入れてしまうと、財布を紛失したときに全部失う可能性があります。
カードを分散して持っておくことも重要です。
3.少額の現金を予備として持っておく
今回、手持ちの現金が少なかったため、かなり不安になりました。
海外旅行ではカードが便利ですが、カードだけに頼るのは危険です。
現地通貨や日本円など、万が一のときに使える現金を少し残しておくことも大切だと感じました。
バンダラナイケ国際空港へ
いよいよ帰国の日です。
ヘッティさんが手配してくれた車で、コロンボ近郊のゲストハウスからバンダラナイケ国際空港へ向かいました。
空港に到着すると、出国手続きを進めました。
そして、ここでも私の旅を支えてくれたものがあります。
プライオリティ・パスです。
私は出発前の時間を利用して、空港のラウンジで休憩することにしました。

イミグレーション通過前には、Soo Ceylon Cafe and Tea Loungeを利用しました。
スリランカらしい紅茶を楽しみながら、出発までの時間をゆっくり過ごすことができました。
その後、出国手続きを終え、Palm Strip LoungeやLotus First Class Loungeでも休憩。
長い旅の最後に、ラウンジでゆっくりできたのはありがたかったです。
クアラルンプール空港でもラウンジを利用
その後、飛行機はクアラルンプールを経由してマニラへ向かいました。
クアラルンプール国際空港の第2ターミナルでも、プライオリティ・パスを利用してラウンジで休憩しました。
長時間の移動では、空港ラウンジで食事をしたり、座って休憩したりできるだけでも、かなり体が楽になります。
こうして私は、スリランカを後にして、マニラへ向かいました。
旅を通じて感じたスリランカの魅力
今回のスリランカ旅行で、私の心に最も強く残ったのは、観光地の美しさだけではなく、人々の温かさでした。
特に印象に残っているのが、今回のATMトラブルです。
カードを失い、現金も少なく、帰国できるのか不安になっていた私を助けてくれたのが、現地の人たちでした。
その中でも、ヘッティさんには本当に助けてもらいました。
両替に付き添ってくれたり、空港までの車を手配してくれたり、毎朝コーヒーを入れてくれたり。
見ず知らずの旅行者である私に、ここまで親切にしてくれたことは、一生忘れないと思います。
スリランカを旅行して感じたのは、観光地を巡るだけでは分からない魅力が、この国にはあるということです。
現地の人とのちょっとした会話や親切が、旅をより思い出深いものにしてくれます。
おわりに
スリランカ旅行では、美しい遺跡や自然、食文化など、たくさんの魅力に出会いました。
しかし、私にとって一番忘れられない出来事は、ATMにクレジットカードを飲み込まれたトラブルでした。
正直、そのときはかなり焦りました。
「この後どうやって帰ろう?」
そんな不安でいっぱいでした。
ところが、困っている私を助けてくれる人が現れました。
ヘッティさんをはじめ、スリランカで出会った人々の親切が、私を支えてくれました。
海外一人旅では、何が起こるか分かりません。
だからこそ、複数のカードを用意する、現金を少し残しておく、トラブルに備えておく。
今回の経験から、そんな準備の大切さを改めて感じました。
そして同時に、旅には計画通りにいかないからこそ、心に残る出会いがあることも学びました。
スリランカは、私にとって「また行きたい」と思わせてくれる国になりました。
次回訪れるときには、まだ行っていない地域や古代遺跡を訪れ、今回とは違ったスリランカの魅力を見つけてみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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77歳になっても、まだまだ海外一人旅を続けます。
次の旅も、ぜひこのブログでご覧ください。






