月曜日AM9時に銀行に行くと!
月曜日の午前9時に銀行に行き、窓口で事情を説明しました。すると、先方はすでに私のクレジットカードを持っています。パスポートの提示を求められたので、私はそれを渡しましたが…
実はここで更なる問題が!
私はアコムのクレジットカードを利用していますが、実はこのカードは72歳までしか利用できません。そのため、海外旅行の際にはいつも長女のカードを借りています。今回、ATMに吸い込まれたカードの名義は長女のものでした。銀行の受付では、名義が異なるため返却できない、娘本人が来れば返却可能だと言うのです。
カードが無いと現地通貨調達ができない!
その後、支店長にも直談判しましたが、やはり返却は不可でした。他にアメックスカードを所持していましたが、スリランカでは使用できません。とりあえず、アコムのカードを使用不可にし、再発行を依頼しました。
万事休す!
この後、どうする?
実はこの時、私が持っていた現金は日本円で13,000円とフィリピンペソで5,000ペソだけでした。とりあえず、日本円とフィリピンペソをスリランカルピーに換金し、ゲストハウスの支払いを済ませて空港に向かおうと考えました。すると、ここでまた一人救世主が現れました。
それは、この人ゲストハウスの支配人!
Hetti(ヘッティ)さんです。
私が事情を説明すると、ヘッティさんは、親身になって相談に乗ってくれ、わざわざ宝石店(スリランカではここで両替が可能)まで同行してくれました。さらに、私の分までバス代を支払ってくれました。フィリピンペソ5,000ペソが15,000スリランカルピー、日本円13,000円が24,000スリランカルピーに換金できました。ちなみに、フィリピンペソ5,000ペソは日本円にすると約13,000円です。フィリピンペソのレートがあまりにも低すぎると感じました。
日本円は強いことを実感!
とりあえず39,000スリランカルピーを手に入れ、ゲストハウスに戻りました。これで、ゲストハウスの2日分の支払いを済ませても、何とか空港には行けます。私はすでに、8月29日発のコロンボ空港からマニラ空港行きの航空券を取得していましたが、これはLCCのため変更ができず、キャンセル料も返金されません。やむを得ず、当日発(8月26日)の航空券を探したところ、Trip.comでコロンボ空港からマニラ空港行きの航空券が49,130円で見つかりました。幸い、Trip.comには私のアメックスカードが登録されており、問題なく航空券を取得できました。その後、気分転換のため、ゲストハウス近くの理容店で散髪しました。
500スリランカルピー(約255円)!
頭のマッサージ10分ぐらいしてくれました。
安い!
気分転換できた!
そこでヘッティさんが、コロンボ空港までのバンを知り合いに頼んでくれたんです。空港までは約169km、だいたい3時間の道のり。普通なら8,000ルピーはかかるところを、びっくりすることにたったの3,000ルピーで行けるようにしてくれました。
それだけじゃないんです。毎朝、ヘッティさんが無料でコーヒーを淹れてくれて、そのコーヒーがまた美味しいんです。この国、セイロンティーで有名だけど、コーヒーも侮れない!まさに、思わぬところで得した気分になりました。こんな温かい心遣いに包まれて、ますますこの国が好きになりました。
ヘッティさんが毎朝淹れてくれたコーヒです。
ATMクレジットカード飲み込み事件の反省点
ATMでクレジットカードが飲み込まれた事件について、いくつかの反省点があります。これを次回の旅行に生かして、同じミスを繰り返さないようにしたいと思います。
1. 銀行ATMにビザかマスターカードのステッカーが貼付してあるか必ず確認
ATMを利用する際、まず最初に「ビザ」や「マスターカード」のステッカーが貼ってあるかを確認するのが重要。このステッカーが貼付されていれば、安心してカードを使える可能性が高くなります。
2. クレジットカードはビザかマスターカードを複数枚持参
トラブルを避けるために、今後は必ずビザかマスターカードの複数枚のカードを持参する。予備カードを持っていれば、万が一、メインカードが使えなくなったときにも代替カードを使えるため、不測の事態でも安心。
これらのポイントを念頭に置き、次回の旅行ではクレジットカードの使用に関するトラブルを避け、より安心して旅を楽しめるように準備していきたいと思います。
バンダラナイケ空港
バンダラナイケ空港に到着すると、ここの空港は少し変わっています。それはイミグレーションを通過した後に各航空会社のチェックインカウンターがあることです。私には長い待ち時間が有りましたが、ここでもプライオリティパスが役立ちました。イミグレーション通過前にSoo Ceylon and Tea Loungeを利用しました。(写真はプライオリティパスから引用)
Soo Ceylon Cafe and Tea Loungeは、スリランカの紅茶文化を楽しめる落ち着いた雰囲気のカフェとして魅力的でした。紅茶の専門店らしく、上質なスリランカティーが豊富に揃い、美味しいスイーツや軽食と共に楽しめるのが特徴です。また、店内はシンプルでスタイリッシュなデザインが施され、リラックスした時間を過ごすのに最適な空間が提供されています。スタッフも親切で、丁寧なサービスを提供してくれるため、紅茶ファンやゆったりとした時間を求める人々にとって、居心地の良いカフェでした。イミグレーション通過後も、Palm Strip LoungeとLoutus First Class Loungeで時間をつぶしクアラルンプール経由マニラ空港行きの飛行機に乗り込みました。
クアラルンプール空港
クアラルンプールの第2ターミナルでも、プライオリティパスを使用してラウンジを利用しました。
ラウンジは清潔で落ち着いた雰囲気があり、広々とした座席やシャワー施設が整っていて、移動の疲れを癒しながらリラックスできる環境が整っていました。さらに、マレーシア料理を含む豊富なフードとドリンクが提供され、現地の食文化を楽しめる点が特に魅力的でした。
それぞれのラウンジは個性があり、静かなビジネススペースが用意されている場所もあるなど、利用者のニーズに応じた配慮がされていました。また、Wi-Fiも高速で安定しており、快適さとサービスの質が非常に高いと感じました。トランジットや待ち時間の間、ゆったりとした時間を過ごしたい方には、ラウンジ利用はぜひおすすめです。
旅を通じて感じたこと
スリランカで最も心に残ったのは、やはり人々の温かさです。旅行者に対して驚くほどオープンで、どこに行っても地元の人々が笑顔で迎え入れてくれる。その笑顔や親切な心遣いに触れるたびに、この国が持つ特別な魅力を強く感じました。道に迷ったとき、買い物をしているとき、バスに乗っているとき、ふとした瞬間に交わされる親しげな会話や、手を差し伸べてくれる優しさが、旅の疲れや不安を一瞬で癒してくれました。
スリランカでは、ただ観光地を訪れるだけではなく、人々との出会いが旅そのものを豊かにしてくれる。毎日の小さな交流が、この国をただの観光地ではなく、心の拠り所のように感じさせてくれるのです。ここで出会ったたくさんの笑顔や心温まる瞬間が、スリランカを一生忘れられない特別な場所にしてくれました。
おわりに
スリランカでの旅の中で、最も印象的だったのは人々の温かさですが、特に忘れられないのは、クレジットカードをATMで失くした時の出来事です。旅先で予想もしないトラブルが起こると、不安や焦りが募りますが、その時、地元の方々が親切に助けてくれたことで、不安はすぐに和らぎました。見ず知らずの旅行者である私に対して、まるで友人や家族のように接してくれ、その優しさに本当に救われました。スリランカの人々の温かさを肌で感じた瞬間で、心から感謝しています。
この国は、壮大な自然、美しい文化、そして何よりもその優しさが溢れる人々によって成り立つ、本当に特別な場所です。訪れる場所々で新しい発見があり、そこに住む人々の笑顔や気遣いが、旅をより一層豊かにしてくれる。スリランカは、ただ観光地を巡るだけでなく、現地の人々との触れ合いが、心に残る特別な体験を与えてくれる場所です。
また必ず訪れたいと思います。次回は、さらに多くの地域を訪れ、この国が持つ無限の魅力をもっと深く知りたい。山々やビーチ、そしてまだ訪れていない古代の遺跡にも足を運び、スリランカの多様な文化や自然をもっと味わいたいと思います。この国には、まだまだ私の知らない温かさや美しさが広がっていると確信しています。