アヌラーダプラへ
ゲストハウス・ミラノグランドニューレストハウスの支配人はとても親切で、わざわざアヌラーダプラ行きのバス停まで送ってくれました。
ダンブッラからアヌラーダプラ行きのバス車内です。
空調なし距離は63.7kmでした。
アヌラーダプラのゲストハウスに到着
アヌラーダプラのバス停からゲストハウスまでは200ルピー(約100円)で交渉しツクツクに乗りました。
ゲストハウスVilla DeLorenta です。
1泊1,438円(朝食なし)でした。
部屋は、清潔、空調あり、(朝食なし)安い!
アヌラーダプラの概要
アヌラーダプラの遺跡は点在しているため、ゲストハウスからの往復と全史跡を見学する条件で、ツクツクを4000ルピー(約2017円)で交渉しました。
ツクツクです。
点在するアヌラーダプラの見学料は9500ルピー(約4338円)!
見学料はそれなりに高い!
アヌラーダプラ(Anuradhapura)は、スリランカ北部に位置する歴史的な都市で、スリランカ初の王朝であるアヌラーダプラ王朝の首都として栄えました。紀元前4世紀から11世紀にかけて、仏教の中心地としても重要な役割を果たしました。現在も数多くの仏教遺跡が残されており、スリランカを代表する世界遺産のひとつです。
アヌラーダプラには以下のような見どころがあります。
1.スリー・マハー菩提樹(Sri Maha Bodhi)アヌラーダプラの中心に位置するこの菩提樹は、仏教徒にとって非常に重要な存在です。この木は、紀元前3世紀にインドの仏教の中心地であるブッダガヤの菩提樹から移植されたものとされており、仏陀が悟りを開いた木の子孫です。この木の周りには多くの仏教徒が参拝に訪れ、祈りを捧げています。世界最古の歴史的記録が残る植樹とも言われています。
2.ルワンウェリ・サーヤ大塔(Ruwanwelisaya)スリランカ最大の仏教ストゥーパのひとつで、紀元前2世紀に建てられました。高さ約55メートル、直径約92メートルの巨大な仏塔で、真っ白な外観が特徴です。建設者は、デーワーナンピヤ・ティッサ王の後継者であるドゥトゥガムヌ王で、仏教の重要な聖遺物が収められていると信じられています。ストゥーパは仏教徒にとっての祈りの場で、スリランカの仏教建築の象徴的存在です。
3.アバヤギリ・ダグバ(Abhayagiri Dagoba)アバヤギリは、かつてアヌラーダプラで最も重要な修道院で、約5000人の僧侶がここに住んでいたとされています。紀元前1世紀にヴァッタガーマニ・アバヤ王によって建てられたこの大ストゥーパは、現在も高さ74メートルに及び、当時は世界で3番目に高い建造物でした。修道院は一時期、仏教の多様な学派が共存する学問の中心地としても栄えました。
4.ジェータワナラーマヤ(Jetavanaramaya)世界遺産の一部であり、世界で最も大きなレンガ造りの建築物のひとつです。3世紀にマヒンダ王によって建設され、当時は世界で2番目に高い建造物でした(高さ約122メートル)。ジェータワナラーマヤのストゥーパも重要な仏教遺跡で、仏教の学問や修行の場として多くの僧侶が集いました。
5.ミリッサワティヤ・ダグバ(Mirisawetiya Dagoba)デーワーナンピヤ・ティッサ王によって建てられたストゥーパで、スリランカの最古の仏教遺跡のひとつです。この場所には、王が仏教に改宗した後に捧げた最初の仏塔が建てられていると伝えられています。
6.イスルムニヤ寺院(Isurumuniya Viharaya)この寺院は、古代の石彫が見どころで、「イスルムニヤの恋人たち」という彫刻が特に有名です。この彫刻は、古代シンハラ文明の芸術の一例として評価されており、愛と美を象徴しています。
この施設、別料金500ルピー(約255円)必要でした!
「イスルムニヤの恋人たち」の彫刻です。
アヌラーダプラは非常に感動的で、歴史の重みを感じる場所でした。スリランカの仏教遺跡が集まるこの都市には、古代から続く壮大な仏塔や寺院が点在していて、そのスケールの大きさに驚かされました。また、遺跡の周囲は緑豊かな自然に囲まれていて、静かで穏やかな雰囲気が漂っていました。
ツクツクで遺跡を巡るのは便利で、運転手も親切に説明してくれ、スムーズに観光できました。地元の人々の温かさにも触れ、彼らの信仰心の強さと地域全体に流れる穏やかなエネルギーが、特に印象に残りました。
全ての施設は、脱帽し、裸足で見学する必要あり!
ただし、靴下の着用は許可!
地面が熱いため、靴下を履いた方が楽です!
ゲストハウス近くで食事
ゲストハウス近くで食事しました。
焼きそばです。ビーフンみたいな味でした。
LION ビール、アルコール度8.8% 値段1250ルピーで(約630円)は高い!
この後、部屋で休憩し現地通貨調達のためATMに向いました。そこで事件発生!
ATMクレジットカード飲み込み事件発生
現地通貨調達のためゲストハウス近くのATMに向かいました。
左が事務所で右がATM です。
このATMで事件が起きました。ATMにクレジットカードを挿入し暗証番号を打つと反応がありません。
クレジットカードが戻ってきません。
どうすればいい?
ふと左上を見るとセキュリティと書かれた黒電話が有りました。
英語で事情を話しましたが通じているかどうか不安です。
やむなく近隣の食堂に駆け込み事情を話し、代わりに話して欲しいと頼みました。
食堂のオーナはわざわざ銀行まで来てセキュリティに話してくれました。
結果、その日が土曜日のため月曜日の朝9時に隣の事務所まで来いとのこと、やむなく明日のキャンディ行きは中止にして月曜日までゲストハウスで待つことにしました。
この時、私の心の中は本当に混乱していました。
しかし、オーナーが「私の店でご飯を食べたらいい。支払いはお金ができてからでいいよ!」と優しく言ってくれた瞬間、胸の奥がふっと軽くなり、温かい気持ちとともに大きな安堵が広がりました。
もし私が逆の立場だったら、同じように対応できたかどうか全く自信がありません。この経験を通じて、思いやりの大切さを深く学びました。