こんにちは、クマ爺です。
私は定年退職後、LCCを利用しながら海外一人旅を続けています。
2023年2月、バンコクから約2〜3時間の場所にあるカンチャナブリを訪れました。第二次世界大戦の歴史を伝えるクウェー川鉄橋や、崖沿いに延びるタムクラセー橋(アルヒル桟道橋)を訪ねました。
1日目はクウェー川鉄橋とJEATH戦争博物館を見学。2日目はカンチャナブリ駅から列車に乗り、タムクラセー駅で下車しました。崖沿いの線路を歩いたあと、再び列車に乗って終点のナムトック駅へ向かいました。
この記事では、バンコクからの行き方と、実際に訪れて感じたことを紹介します。
バンコクからカンチャナブリへの行き方
バンコク市内から南バスターミナルへ行く場合は、BTSシーロム線でバンワー駅まで行き、そこからタクシーまたはGrabを利用するのが分かりやすい方法です。
※BTSは、バンコク市内を走る高架鉄道(スカイトレイン)です。
南バスターミナルは「サイタイマイ」とも呼ばれます。
旧南バスターミナルの「サイタイガオ」と間違えないよう、行き先には「Bangkok Southern Bus Terminal(Sai Tai Mai)」を指定してください。
南バスターミナル(サイタイマイ)に着いたら、カンチャナブリ行きの乗車券窓口を探します。
窓口番号は変更される可能性があるため、分からない場合は案内所で「カンチャナブリ」と伝えて確認すると安心です。
乗車券を購入したら、出発時刻と乗り場番号を確認して乗り場へ向かいます。
カンチャナブリ行きのKanchanaburi Expressのミニバスは、運行会社の時刻表では午前5時から午後6時まで毎時00分発で、その後は午後7時10分発と午後7時50分発があります。
時刻は変更されることがあるため、出発前に運行会社の時刻表を確認してください。
私は、バスでカンチャナブリへ向かいました。
バンコクの南バスターミナルからカンチャナブリまでは、交通状況にもよりますが約2〜3時間です。
鉄道で向かう方法もあります。ただし、列車は本数が限られているため、出発前に時刻を確認しておく方が安心です。
カンチャナブリ市内の見学に加えてタムクラセー橋やナムトック駅まで列車で往復する場合は、列車の待ち時間も考えて計画してください。
時間に追われず見学したい方は、カンチャナブリに宿泊すると余裕を持って回れます。
リバー クウェー ブリッジ リゾートに宿泊
私はリバー クウェー ブリッジ リゾートに2泊しました。宿泊料金は2泊で7,996円でした。
カンチャナブリのバスターミナルからホテルまでは、トゥクトゥクを利用しました。
※記載した料金は2023年2月の訪問時のものです。現在は変わっている場合があります。

カンチャナブリは歴史と大自然を感じられる町
タイ旅行といえば、バンコクやアユタヤを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、カンチャナブリも歴史に関心のある方には、ぜひ訪れてほしい場所です。
第二次世界大戦中、日本軍はタイと当時のビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設を進めました。
その工事には連合軍捕虜や多くのアジア人労働者が動員され、過酷な環境の中で多くの命が失われました。
そのため、泰緬鉄道は「死の鉄道」とも呼ばれています。
現在は、当時の歴史を伝える施設や鉄道遺構を訪ねながら、山や川の美しい景色も楽しむことができます。
クウェー川鉄橋
一日目に訪れたのは、映画『戦場にかける橋』でも広く知られるクウェー川鉄橋です。
地図の①がリバー クウェー ブリッジ リゾート、②がクウェー川鉄橋です。
地図上では②が川の対岸に表示されていますが、鉄橋へはホテル側からも入れます。ホテルから鉄橋の入口までは徒歩約4分、約300m。私もホテルから歩いて向かいました。

この橋は泰緬鉄道の一部で、現在も列車が走っています。
線路の上を歩いて渡ることもできます。

列車が近づいたときは、橋の途中に設けられた待避場所へ移動します。
橋に立つと、写真で見ていたときよりもずっと長く感じました。
周囲には穏やかな川の景色が広がっていますが、ここで多くの人が過酷な労働を強いられたことを思うと、自然と足取りがゆっくりになりました。

観光名所として景色を楽しむだけでなく、橋が造られた歴史についても考えさせられました。
JEATH戦争博物館も見学
クウェー川鉄橋を訪れた際、JEATH戦争博物館を見学しました。
「JEATH」とは、泰緬鉄道の建設に関係した日本、イギリス、オーストラリア・アメリカ、タイ、オランダの国名の頭文字を並べた名称です。

館内には、蒸気機関車が展示されていました。展示の説明には、日本軍がビルマ方面への弾薬輸送に使用した車両とありました。
車体に残る「175」の番号を見ながら、泰緬鉄道を通じて物資が運ばれた戦争当時に思いをはせ、胸が重くなりました。
ほかにも、泰緬鉄道の建設に動員された捕虜や労働者の様子を再現した人形、当時の写真や資料が展示されていました。

JEATH戦争博物館に展示された泰緬鉄道建設の再現模型
教科書を読むだけでは分かりにくい、鉄道建設の厳しい状況が伝わってきます。

楽しい旅行という気持ちだけではなく、「二度と同じ悲劇を繰り返してはいけない」と考える時間になりました。
カンチャナブリ駅から列車に乗る
2日目は、ホテルからトゥクトゥクでカンチャナブリ駅へ向かいました。

カンチャナブリ駅です。

切符売り場です。
カンチャナブリ駅からナムトック方面行きの列車に乗りました。

車内は素朴な雰囲気で、窓の外には田園風景や山々が続きます。列車はゆっくり進むため、タイらしい車窓の風景を十分に楽しめました。
一番の見どころ「タムクラセー橋(アルヒル桟道橋)」
今回の列車旅で最も楽しみにしていたのが、タムクラセー橋(アルヒル桟道橋)です。
木造の桟道橋は切り立った崖に沿って造られており、列車は速度を落としてゆっくり進みます。

車窓からはクウェーノーイ川と山々を眺めることができました。
片側には崖が迫り、反対側には川が広がる景色は想像以上の迫力です。
多くの乗客が窓の外へカメラを向けており、私も夢中で写真を撮りました。

崖すれすれを列車が進む様子は迫力があり、タイでこれほど印象深い鉄道旅ができるとは思っていませんでした。
タムクラセー駅で下車して線路を歩く
私はタムクラセー駅でいったん列車を降り、崖沿いに造られた線路を歩きました。
線路の片側には切り立った崖、反対側にはクウェーノーイ川が広がっています。
列車の中から眺めるのとは違い、実際に線路の上に立つと、これほど険しい場所に鉄道が造られたことをより強く実感しました。


日本ではなかなか経験できない、貴重な時間でした。
ただし、ここは現在も列車が運行している線路です。
歩く場合は周囲をよく確認し、列車の接近に十分注意する必要があります。
再び列車に乗ってナムトック駅へ
タムクラセー駅周辺を見学したあと、再び列車に乗り、終点のナムトック駅へ向かいました。
ナムトック駅は、現在運行されている泰緬鉄道のタイ側区間の終着駅です。
駅周辺は落ち着いた雰囲気で、歴史ある鉄道路線を終点まで乗車できたことも、今回の旅の大切な思い出になりました。
まとめ
カンチャナブリは、美しい自然と第二次世界大戦の歴史の両方に触れられる場所でした。
クウェー川鉄橋では戦争の歴史を考え、タムクラセー橋では崖沿いを走る列車から雄大な景色を眺めました。さらに、タムクラセー駅で下車して線路を歩き、再び列車に乗ってナムトック駅まで向かった体験は、特に印象に残っています。
戦争の歴史に関心がある方だけでなく、鉄道の旅や自然の風景を楽しみたい方にもおすすめです。
バンコクから日帰りも可能ですが、列車の時刻に合わせてゆっくり見学するなら、カンチャナブリに宿泊する旅程もよいと思います。
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