今回で、2025年5月のトルコ旅行記は最終回です。
この日は、イスタンブールのトプカプ宮殿、タクスィム広場、ガラタ塔、カラキョイ魚市場を巡り、最後に市営フェリーでボスポラス海峡の景色を楽しみました。
旅の終わりには、サビハ・ギョクチェン国際空港で、心に残る出会いもありました。

イスタンブールの歴史、街の活気、美しい海峡、
そしてトルコの人の優しさに触れた一日でした。
この日に訪れた場所
- トプカプ宮殿
- タクスィム広場
- ガラタ塔
- カラキョイ魚市場
- エミノニュ市営フェリー乗り場
- ボスポラス海峡
- サビハ・ギョクチェン国際空港
トプカプ宮殿へ

Seven Days Hotelを出発し、最初にトプカプ宮殿へ向かいました。
トプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)は、オスマン帝国の歴代スルタンが暮らし、国を治めた宮殿です。
メフメト2世の命により15世紀に建設が始まり、19世紀にドルマバフチェ宮殿へ中心が移るまで、長い間、帝国の政治と文化の中心となっていました。
トプカプ宮殿の見どころ
- 広大な中庭:宮殿内には複数の中庭があり、建物を巡りながらゆっくり見学できます。
- 宝物庫:「トプカプの短剣」や「スプーン職人のダイヤモンド」などで知られています。
- ハーレム:スルタンの家族や宮廷に仕えた人々が暮らした区域です。
- 聖遺物の展示:イスラム世界にとって大切な品々が収められています。
- 第四中庭からの眺望:ボスポラス海峡とアジア側の街並みを見渡せます。

「スルタン」は、イスラム世界で君主や支配者に用いられた称号です。






静かな庭園に座り、ボスポラス海峡を行き交う船を眺めていると、
にぎやかな宮殿の中にあるオアシスで休んでいるような気分になりました。
第四中庭からは、海峡の向こうに広がるアジア側の街並みまで見渡せます。
トプカプ宮殿は、建物や宝物を見るだけでなく、オスマン帝国の歴史と栄華を肌で感じられる特別な場所でした。
なかでも、第四中庭から眺めたボスポラス海峡の景色が心に残っています。
タクスィム広場へ

トプカプ宮殿を見学したあとは、タクスィム広場へ向かいました。
タクスィム広場は、イスタンブール新市街を代表する広場です。
周辺には地下鉄駅やバス乗り場があり、イスティクラル通りを走るノスタルジックトラムの起点も近くにあります。
タクスィム広場の見どころ
- 共和国記念碑:1923年のトルコ共和国成立を記念する像です。
- 交通の要所:地下鉄やバスが利用でき、新市街観光の拠点になります。
- イスティクラル通り:ショップや飲食店が並ぶ、にぎやかな歩行者通りです。
- 人々が集まる場所:観光客だけでなく、地元の人の待ち合わせ場所にもなっています。


旧市街の歴史的な街並みを歩いたあとにタクスィム広場へ来ると、
まるで別の都市に移動したように感じました。
広場の中央には、堂々とした共和国記念碑が立っています。
人々が待ち合わせをしたり、写真を撮ったりしていて、明るく開放的な雰囲気でした。
ガラタ塔へ

タクスィム広場から、イスタンブールのシンボルの一つである
ガラタ塔へ向かいました。
ガラタ塔(Galata Kulesi)は、ガラタ地区にそびえる中世の石造塔です。
現在の塔は、1348年にジェノヴァ人によって建てられました。長い歴史の中で、監視塔や火災を見張る塔などとして使われてきました。
塔の高さは約67メートル。展望エリアからは、旧市街、金角湾、ボスポラス海峡などを見渡せます。



ガラタ塔に登って街を一望したかったのですが、
観光客が多かったため、今回は断念しました。
中に入れなかったのは残念でしたが、石造りの塔を間近で見ると、想像していた以上の存在感がありました。
周辺の坂道や建物にも独特の雰囲気があり、歩いているだけでも楽しめます。
カラキョイ魚市場へ

ガラタ塔を見たあと、坂道を下り、
カラキョイ魚市場へ向かいました。
カラキョイ魚市場は、ガラタ橋に近い港町の一角にあります。
市場には魚介類が並び、周辺には魚料理を食べられる店もあります。観光地でありながら、地元の暮らしを身近に感じられる場所でした。





市場を歩いて感じたのは、港町ならではの活気でした。
店先に並ぶ魚、店の人たちの呼び声、潮の香り。市場の中を歩くだけで、イスタンブールの人々の日常が伝わってきます。
有名な観光名所だけではなく、このような市場を訪れると、その街で暮らす人々の生活に少し触れられるような気がしました。
市営フェリーでボスポラス海峡クルーズ

カラキョイ魚市場から
エミノニュの市営フェリー乗り場へ向かいました。
ボスポラス海峡の景色を楽しむ方法には観光クルーズもありますが、私は地元の人が日常的に利用する市営フェリーに乗りました。
市営フェリーは観光クルーズより利用しやすく、イスタンブールカードで乗船できます。
料金や時刻表は路線や改定時期によって変わるため、乗船前に公式案内や現地の表示を確認してください。

市営フェリーなら、
地元の人たちと同じ目線でイスタンブールの景色を楽しめます。


船内はこのような雰囲気でした。


船内には売店もありました。


デッキに出ると、
ボスポラス海峡の美しい景色が広がっていました。


船上から見えたオルタキョイ・モスクです。
海峡沿いに建つ美しい姿が印象に残りました。
ガラタ橋の近くから乗った市営フェリーは、観光専用ではなく、市民の交通手段として運航されています。
それでも、船上から眺める景色は、まるで特等席から見ているようでした。
デッキに出ると海峡の風が心地よく、カモメが船と並ぶように飛んでいました。旧市街に並ぶミナレット、ガラタ塔、海峡沿いのモスク、そして大きな橋が次々と現れます。
観光船のようなガイドや演出はありません。しかし、その飾らない雰囲気がかえって心地よく、**「地元の人たちと同じ船からイスタンブールを眺めている」**という気分を味わえました。
市営フェリーでのボスポラス海峡クルーズは、私にとって費用を抑えながら絶景を楽しめる、おすすめの体験でした。
ホテルに戻り、サビハ・ギョクチェン国際空港へ

フェリーを降りたあとはホテルに戻り、
預けていた荷物を受け取って、サビハ・ギョクチェン国際空港
へ向かいました。
空港には少し早めに到着しました。
ベンチに座って待っていると、隣にいたトルコ人の男性が気さくに声をかけてくれました。
最初は簡単な世間話でしたが、旅やお互いの暮らしについて話しているうちに、言葉の壁を越えて気持ちが通じ合うような、不思議で温かい時間になりました。
すると、その男性が突然カバンを開け、中からケバブサンドのような食べ物を取り出し、私に差し出してくれたのです。
さらに、コーラまで一緒にくれました。

「えっ、私にですか?」と驚きましたが、
その心遣いが本当にうれしく、胸がじんわり温かくなりました。
ケバブサンドは、単なる軽食ではありませんでした。
私には、旅の終わりにトルコの人の優しさを分けてもらった、特別な贈り物のように感じられました。
歴史的な建物や美しい景色も心に残りますが、旅先で出会った人との交流は、それ以上に忘れられない思い出になることがあります。
この空港での小さな出来事が、私のトルコ旅行をさらに特別なものにしてくれました。


ケバブサンドとコーラを分けてくれた男性です。
旅の最後に、忘れられない思い出ができました。
トルコ旅行を終えて
今回のトルコ旅行では、イスタンブールの歴史的な建物、カッパドキアの雄大な景色、洞窟ホテル、地下都市、そして美しいボスポラス海峡など、多くの場所を訪れました。
その中でも、一番心に残ったのはトルコの人々の温かさです。
旅先で声をかけてもらったこと、困ったときに助けてもらったこと、そして空港で食べ物と飲み物を分けてもらったこと。
一つひとつは小さな出来事かもしれませんが、私にとっては、どれも旅を特別なものにしてくれた大切な思い出です。
旅では、有名な観光地を見ることだけでなく、現地の人と触れ合い、その国の日常や優しさに出会うことにも大きな魅力があります。

「また必ず訪れたい」——そう思わせてくれる国が、トルコでした。
今回の旅は、観光名所を巡るだけではなく、人の温かさに触れ、心まで豊かになった旅でした
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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