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江戸時代の空気がそのまま残る町「関宿」を歩く

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今後も実体験に基づく旅情報を発信していきますので、ぜひ参考にしてください。

駐車場

関宿に到着してまず驚いたのが、駐車場が無料で利用できることでした。
観光地では珍しく、これはかなりありがたいポイントです。

ただ、やはり人気スポット。
私が訪れたときも車が多く、駐車場の入口には
満車のときは土・日・祝日に限りこの奥の市職員駐車場をご利用ください
という看板が立っていました。

やっぱり混むんだな…」と感じつつも、事前にこうした案内があるのは安心感があります。
週末に訪れる場合は、少し早めの到着がおすすめです。

そしてもう一つ気になったのが、シェアカートの無料貸し出し
実際に利用している方の姿も見かけましたが、関宿は思っている以上に距離があるため、こうしたサービスはかなり実用的です。

石畳の道をのんびり歩くのも良いですが、効率よく回りたい方や体力に不安がある方には、とてもありがたい存在だと感じました。

関宿

東海道五十三次の中でも、ひときわ風情を感じられる場所――それが三重県亀山市にある関宿です。
江戸から数えて47番目の宿場町として栄えたこの地は、今なお当時の町並みがほぼそのまま残っています。

関宿に一歩足を踏み入れると、まず驚くのは約1.8kmにもわたって続く町並み
木造の町家がずらりと並び、まるで時代劇のセットの中に迷い込んだような感覚になりました。

西追分(にしおいわけ)

西追分は、いわば「旅人の分かれ道」。

江戸から京都へ向かう人はそのまま東海道へ、伊勢参りをする人は伊勢別街道へと進みました。

特に江戸時代は「お伊勢参り」が大流行していたため、この場所は多くの旅人で賑わっていたといわれています。

東追分(ひがしおいわけ)

道標の前に立つと、
ここから江戸へ向かった人もいれば、伊勢へ旅立った人もいたのか」と想像が膨らみます。

西の追分が静かな余韻を感じる場所だとすれば、
東の追分はどこか少し前向きな、出発の空気が漂っていました。

百六里庭(ひやくろくりてい)・眺関亭(ちょうかんてい)

関宿のほぼ中央にある休憩施設で、名前の「百六里」は江戸から京までの距離に由来しています。

実際に立ち寄ってみると、ここはまさに“現代版の宿場の休憩所”。

  • 広めのスペースでゆったりできる
  • トイレやベンチが整備されている
  • 観光の途中で一息つける安心感

長い距離を歩く関宿では、こういう場所の存在がかなりありがたいです。

特に夏場は、ここで一度体力を回復しておくのがおすすめ。
無理せず、旅のペースを整えることができます。

百六里庭のすぐ近くにあるのが眺関亭
小高い場所にあり、関宿の町並みを上から眺めることができます。

実際に登ってみると――思わずおお…と声が出る景色でした。

一直線に続く宿場町の屋根が並び、「自分が歩いてきた道」が一望できます。

地上を歩いていると気づきにくいですが、上から見ることで関宿の構造がよく分かります。

関宿旅籠玉屋歴史資料館

関宿の通りを歩いていると、ひときわ存在感のある建物が目に入ります。それが玉屋です。

一見すると普通の古民家ですが、ここはかつて多くの旅人で賑わった大旅籠
当時の姿をそのまま残していると聞き、期待が一気に高まります。

靴を脱いで中に入った瞬間、空気が変わります。

土間、帳場、木のきしむ音――まるで時間が止まったかのような感覚。

ここで旅人が宿泊手続きをしていたのかと思うと、自然と当時の光景が頭に浮かびます。

館内を進むと、想像以上に奥行きがあり驚きます。

実はこの玉屋、最大で約200人が宿泊できたと言われる大型旅籠
関で泊まるなら玉屋か鶴屋」と言われるほど有名だったそうです。

広い畳の空間を見ると、多くの旅人が雑魚寝していた様子がリアルに想像できます。


奥へ進むと、少し雰囲気の違う部屋が現れます。

格式のある造りになっており、身分の高い人が利用していたことが分かります。

同じ旅籠でも、ここまで差があったのかと実感。江戸時代の身分制度がそのまま建物に表れています。

館内には当時の旅道具や生活用品も展示されています。

草鞋や食器などを見ると、
今の旅行とは全く違う“過酷さ”も感じられます。

関宿旅籠玉屋歴史資料館は、ただ資料を見る場所ではありません。

実際に歩き、空気を感じることで江戸時代の旅を“疑似体験できる場所”です。

関宿を訪れるなら、このリアルな旅籠体験はぜひ外さないでほしいスポットです。

関まちなみ資料館

関宿の通りに自然に溶け込む建物。一見すると通り過ぎてしまいそうですが、ここが資料館です。

関まちなみ資料館で特に印象に残ったのは、生活道具と「町全体の模型」がセットで理解できる点でした。

まず目を引くのが、大きな関宿の模型。
通りの長さや建物の配置が一目で分かり、「こんなに奥行きのある宿場町だったのか」と実感できます。

歩いているだけでは気づきにくい町の構造が、頭の中で一気につながる瞬間でした。

さらに館内には、当時の暮らしを支えた道具も展示されています。

  • 箱階段(収納を兼ねた合理的な階段)
  • 銭箱・銭皿(お金の管理)
  • 箪笥(衣類収納)
  • 針台(裁縫)
  • 長火鉢(暖房・調理)

どれも実用的で、
“実際にここで生活していた人の存在”を感じさせる展示です。

模型で町全体の構造を理解し、そのあとに生活道具を見ることで、

この町で人がどう暮らしていたのか」が、よりリアルにイメージできました。

単体で見るよりも、
“町のスケール × 生活のリアル”がセットになることで理解が深まるのが、この資料館の面白さです。

高札場跡

関宿を歩いていると、思わず見落としてしまいそうな場所に出会いました。

それが「高札場跡」です。

最初は正直、「ただの跡地かな」と思っていたのですが、
その意味を知った瞬間、この場所の見え方が大きく変わりました。

高札場とは、幕府や藩の命令やルールを掲示する場所です。

今でいうと

  • 法律の告知
  • 注意喚起
  • 行政のお知らせ

をまとめた“公式掲示板”

ただし現代と違うのは、内容の重さがまったく違うという点です。

なぜ宿場町に設置されたのか」ここが一番面白いポイントです。

宿場町は、多くの人が行き交う場所でした。

  • 参勤交代の大名
  • 商人や旅人
  • 地元の人々

つまり、情報を一気に広めるのに最適な場所

だからこそ、高札場は「人が必ず通る場所=宿場町の中心」に設置されていたのです。

ここは単なる掲示板ではなく、“全国に向けた情報発信の拠点”でした。

掲示されていた内容は、かなりシビアです。

  • 禁止事項(法律)
  • キリスト教禁止令
  • 逃亡者の手配
  • 火事や治安の注意
  • 通行ルール

特に重要なのは、違反すると重い罰が科されるものが多かったこと

単なるお知らせではなく、“守らないと危険なルール”が並んでいました。

ここで一番驚いたのが、旅人にとっての重要度です。

当時は今のように情報を得る手段がありません。

  • スマホ → 当然なし
  • ガイドブック → ほぼ存在しない
  • 現地情報 → 高札場のみ

つまり、

高札を読まない
→ ルールを知らない
→ 違反する
→ 罰則(場合によっては死罪)

という可能性もあったのです。

だからこそ旅人は、宿場町に着くとまず高札を確認していたと言われています。

その場に立ってみて、少し想像してみました。

旅人たちが足を止め、真剣な表情で高札を読み込む姿——

その光景を思い浮かべると、この場所の“空気の重さ”が伝わってきます。

ここはただの跡地ではなく、人々の行動や運命を左右した場所でした。

高札場跡は、一見とても地味なスポットです。

ですがその本質は、

  • 宿場町に設置された理由
  • 厳しいルールの掲示
  • 旅人の生死に関わる重要性

を知ることで、一気に深みが増します。

関宿を訪れるなら、ぜひ“背景を知った上で立ち寄ってほしい場所”です。

百五銀行

東海道の宿場町・関宿を歩いていると、「ここ、本当に現代?」と感じる瞬間があります。

そんな中でふと目に入ったのが、百五銀行 関支店

一見すると普通の町家のようですが、よく見ると銀行。
この違和感のなさに驚かされました。

関宿の町並みに完全に溶け込んでいて、知らなければ通り過ぎてしまうレベルです。

看板も控えめで、いわゆる“銀行らしさ”がほとんどありません。

なぜここまで景観に馴染んでいるのか?理由はシンプルで、関宿が景観保存地区だからです。

この地域では、

  • 建物の外観デザイン
  • 色合い
  • 看板の大きさ

などに一定のルールがあります。

そのため、百五銀行も例外ではなく、
町並みに調和するデザインになっているのです。

古民家カフェ・食べ歩き

関宿には、古民家を活用したカフェや甘味処も点在しています。
散策の途中で立ち寄れば、旅の満足度がぐっと上がります。

関宿散策の途中に立ち寄った艸艸庵
ここは、ただのカフェではなく「空間そのものを楽しむ場所」でした。

店内にはたくさんのカップが並び、
その中から自分の好きな器を選んでコーヒーを楽しむスタイル。

どれにするか迷う時間も含めて、すでに特別な体験です。

店内に入ってまず感じたのは“音”

派手ではない、落ち着いたジャズがずっと流れていて、古民家の空間と不思議なほどよく合っています。

この音楽のおかげで、

時間の流れがゆっくりになる
自然とリラックスできる
会話も静かになる

そんな空気が生まれていました。

選んだカップでアメリカンコーヒーを注文。

  • 価格:600円
  • 味:すっきりしていて飲みやすい

歩き疲れた体にちょうどよく、ジャズを聴きながらゆっくり味わう時間がとても贅沢に感じられました。

 関宿を歩いていると、甘いものが欲しくなるタイミングがあります。
そんな時に立ち寄ったのが小万茶屋です。

ここで注文したのが「ぜんざい」。

  • 価格:1,000円

運ばれてきた瞬間、ほっとする見た目。
歩き疲れた体にちょうどいい甘さで、思わず一気に食べてしまいました。

ぜんざいは優しい甘さで、しっかりとした味わい。

観光の合間の休憩にぴったり冬場は特に満足度が高そう

と感じました。

足湯

関宿をひと通り歩き終えたあと、最後に立ち寄ったのが無料駐車場の奥にある小萬の湯でした。

クマ爺
クマ爺

足湯最高!

観光の終わりに足湯に入ると、
歩き続けた足の疲れがじんわりとほぐれていきます。

散策中にも休憩はしていましたが、
最後に足湯に入ることで、

ああ、いい一日だったな」と実感できる時間になりました。

ただ疲れを取るだけでなく、旅の余韻をゆっくり味わえるのが印象的でした。

関宿観光は、

  • 見て歩く
  • 途中で休む
  • また歩く

このリズムがとても大切です。

その締めくくりとしての小萬の湯は、
体も気持ちもリセットしてくれる最高のラストスポットでした。

実際に行って感じた魅力

関宿は「観光地化しすぎていない」のが最大の魅力。
派手さはありませんが、その分リアルな歴史を感じることができます。

静かな町並みを歩きながら、「江戸時代の旅人も、同じ景色を見ていたのかもしれない」
そんな想像が自然と広がる場所です。


まとめ

関宿は、
東海道五十三次の中でも特に“本物の雰囲気”を味わえる貴重な宿場町。

  • 町並みそのものが見どころ
  • 追分で歴史ロマンを体感
  • 資料館で理解を深める
  • カフェや甘味処でゆったり休憩

歴史好きはもちろん、のんびり旅をしたい人にもおすすめのスポットです。

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