ルバング島(オノダトレイル)に行くときの注意点!

クマ爺
クマ爺

2023年2月にフィリピンのルバング島を訪れ、オノダトレイルを探検した際には、数多くの貴重な体験をしました。この記事が今後訪れる方々にとって役立つ情報源となることを願っています。

ルバング島への旅行記:事前準備の重要性

LRTのGil Puyat駅近くにあるDLTBバスターミナルからナスブ行きのバスに乗り、NASUGBU Portからルバング島へ向かいました。しかし、今回の旅行ではいくつかの失敗がありました。

まず、ルバング島への船便が毎日運航していると思っていたのですが、実際には往復ともに週に1回あるいは2回程度の不定期運航でした。これにより、予定通りに移動できず困りました。

さらに、島内にはATMがなく、両替も米ドル以外はほとんど受け付けていませんでした。私はフィリピンペソをあまり持っていなかったため、移動や滞在中に大変不便な思いをしました。

また、ジョリビーなどのチェーン店やジプニーもなく、移動手段は主にトライシクルのみでした。このトライシクルも高額で、移動費が予想以上にかかりました。

次回への教訓とアドバイス

  1. 船便のスケジュール確認
    • ルバング島への船便は不定期のことが多いため、出発前に必ず最新のスケジュールを確認することが重要です。
  2. 現金の確保
    • ルバング島にはATMがないため、十分なフィリピンペソを持って行くことが大切です。出発前に必要な現金を引き出しておくか、都市部での両替を済ませておきましょう。
  3. 移動手段の把握
    • 島内の移動は主にトライシクルです。高額な場合があるので、事前に相場を確認し、必要な場合は交渉することも考慮に入れておきましょう。
  4. 食事と買い物
    • ジョリビーなどのチェーン店がないため、地元の食堂(カリンデリア)を利用することになります。
  5. 両替の準備
    • 米ドルは受け入れられることが多いですが、他の通貨は難しい場合があります。米ドルを持参するか、フィリピンペソを十分に持っていくことをお勧めします。

オノダトレイル

オノダトレイルを訪れるには、まず町役場でガイドを手配する必要があります。ガイドを手配した後、翌日にオノダトレイルを歩きました。

小野田さんが潜んでいた洞窟

小塚陸軍一等兵が銃撃戦で死亡した所に建つコズカシュライン

まとめ

ルバング島を訪れて、最も印象深かったのは、やはり小野田寛郎氏の歴史的な存在です。彼は第二次世界大戦終結後も、29年間にわたり島で潜伏し、任務を遂行し続けた日本兵として知られています。その物語を実際に訪れてみることで、彼がどれほどの時間をこの小さな島で過ごし、孤独と責務に耐えてきたのかを強く感じました。

島には、小野田氏が身を隠していた場所や、彼の生活の痕跡がいくつか残されています。実際に彼が潜伏していた洞窟やジャングルの一部を見て歩くと、戦争が彼に与えた重圧と、任務を果たすために生き延びた彼の執念が感じられ、ただ観光するだけでは得られない深い感慨を抱きました。彼が日本に帰国した時のエピソードを改めて振り返り、世界がすっかり変わった後でも、自分の信じた使命を守り続けた彼の姿に感銘を受けました。

また、ルバング島の人々にとっても小野田氏の存在は特別なものです。彼の記憶は、島の歴史の一部として語り継がれ、島を訪れる多くの人々が彼の足跡を辿るためにやってきます。地元の方々から、彼に関する話を聞く機会もあり、現地での生活がどれほど過酷だったのか、また島の自然が彼をどのように支えたのかを知ることができました。

ルバング島そのものは、静かな自然の美しさと素朴な人々が魅力的な場所ですが、小野田寛郎氏の歴史的な背景が訪問を一層意味深いものにしています。戦争と信念、そして歴史に触れるこの経験は、単なる観光を超え、過去を振り返る貴重な機会となりました。

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